写真より実物の方が、ワイルドさを何倍も味わえる丸岡城天守。野面積みの石垣、望楼型の建物構造、木材むき出しの板張りや真壁造り。特に一階の壁三面にある石落とし用の出窓は、白木のままの格子に、瓦のない板葺き屋根と、天守にしては質素というか粗末というか。それだけではありません。天守内に入ると、非常識なほど急な階段が待ち構えています。階段というか、ハシゴ、いや、もう棚ですね。これ、昔の人はちゃんと登れたのでしょうか。今は安全のため、階段脇にロープが垂れ下がっています。
※ 読み:真壁造り⇒しんかべづくり|板葺き⇒いたぶき