初代藩主・松前慶広によって1600年から6年の歳月をかけて建造された陣屋・福山館が元となっています。江戸時代末期、幕府は海防の要となる城郭の築城を12代藩主・崇広に命じます。1855年に完成。本来の名称は福山城ですが、備後(現在の広島県の東側)の福山城と同名のため、松前城という呼称が一般的です。戊辰戦争時の落城や第二次大戦の空襲にも耐え抜いて天守ですが、1949年に火事によって焼失。現在の天守は1960年に鉄筋コンクリート造で再建されたものです。本丸御門が国重要文化財に指定されています。
北海道松前郡松前町字松城144
時間(天守)|9:00~17:00(入館は16:30まで)
休日(天守)|12月11日~4月9日