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藩祖の父の短い手紙

藩祖の父の短い手紙

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初代丸岡藩主・本多成重の父親は、「鬼作左」こと本多重次(1529―1596)です。徳川家康配下の猛将として知られていますが、彼の人柄をよく表しているエピソードとして、長篠の戦い(1575年)の時に妻に宛てた手紙が有名です。「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」。お仙とは、まだ幼かった本多成重(仙千代)のことです。簡潔かつ武骨な手紙ですが、家族への優しさも感じられますね。さてこの手紙にちなんで、丸岡城のある坂井市では、文字制限40字の短い手紙のコンクール「一筆啓上賞」を毎年開催しています。

小ネタイメージ
一筆啓上賞の入選作品を展示している「一筆啓上日本一短い手紙の館」です。
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