丸岡城のシャチホコは現在、木彫銅板張りです。2015年の調査によって、かつては木彫金箔張りと、なかなかゴージャスだったことがわかりました。幕末の1865年にシャチホコが改修されますが、この時は木彫銅板張りのものが上げられました。1940年からの天守解体修理では、太平洋戦争中ということで銅が入手できず、瓦と同じ石製のものに取り替えられました。しかしその石シャチは1948年の福井地震で倒壊した天守から落下。1951年からの天守再建工事で木彫銅板張りに戻されました。