天守餅
お城を楽しむ小ネタサイト
和歌山城の小ネタ
和歌山城
知られざる紀州のドン

知られざる紀州のドン

小ネタ

徳川の城らしい白壁が印象的な和歌山城天守ですが、創建時は黒い下見板張りでした。改修によって壁が黒から白に変わったのは1798年で、十代藩主・徳川治宝の時でした。またその42年後の1850年、4年前の落雷で焼失していた天守を再建させたのも徳川治宝でした。もうお気づきかと思いますが、この徳川治宝なる人物、紀州藩を牛耳っていた期間がべらぼうに長いのです。18歳から34年間藩主を務め、さらに隠居しても81歳で死ぬまで藩の実権を握り続けていました。通算すると64年間にもなります。

※ 読み:治宝⇒はるとみ

前のネタ ユニークな二面性の櫓
次のネタ 釈然としない経緯