豊臣秀吉を祀る豊国神社は、1599年に京都東山に創建されたものが始まりです。大坂夏の陣によって豊臣家が滅亡すると、社は放置され衰退していきました。時代が江戸から明治へと変わると、明治天皇の布告によって再興が叶うこととなり、本社を京都東山とすると同時に、1880年に大阪中ノ島に別社が建立されました。その別社が1961年に大阪城二の丸に移され、現在に至ります。ちなみに京都の豊国神社は「とよくにじんじゃ」、大阪城二の丸のものは「ほうこくじんじゃ」と読みます。