現在の大阪城天守は三代目で、昭和天皇即位を祝う大礼記念事業の一環として計画され、市民の募金によって1931年(昭和6年)に丈夫な鉄筋コンクリートで建造されました。豊臣秀吉の初代天守はたった30年、徳川秀忠の二代目天守ですら40年足らずで焼失していますので、三代目天守は初代と二代目を足した年月よりも長く建ち続けていることになります。1997年には国の登録有形文化財となりました。ちなみに初代と二代目は「大坂城」、三代目は「大阪城」と漢字表記が少し違います。