オーストリア第二の都市、グラーツにあるエッゲンベルグ城は1625年から1635年にかけて建設され、2010年にユネスコ世界文化遺産に登録されるほどの有名な宮殿です。この宮殿には「日本の間」という部屋があり、その壁に豊臣期のものと思われる大坂城が描かれています。元は日本から輸入した図屏風で、それを解体して壁の装飾にしたのだとか。しばらく誰も気に止めなかったようですが、21世紀になって再発見され、大きな話題に。この縁で大阪城とエッゲンベルグ城は友好城郭となり、交流を深めています。