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殿ご乱心で家臣失業

殿ご乱心で家臣失業

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歴代の松本藩主で一番の暗君といえば水野忠恒(1701ー1739)でしょうね。大酒呑みで悪食な上、考えが浅く短気と君主の資質がまるでない人物でした。挙句の果てに1725年、江戸城で将軍との謁見後、松の廊下でたまたま擦れ違った長州藩の毛利師就を、よくわからない理由で切りつけてしまいます。このご乱心で忠恒は即改易。とばっちりを受けたのが今まで仕えてきた家来達です。松本城と江戸屋敷合わせて一万人以上が失業。その多くが食うものにも困るような極貧生活に陥ってしまいました。

※ 読み:忠恒⇒ただつね|師就⇒もろなり

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