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江戸城といえば、江戸時代の政治の中心であり、また将軍様の住まいでもありました。当然ながら警戒は厳重で、大名でも携帯できる刃物は脇差のみで、抜刀など以ての外でした。にも関わらず、城内で七回も刃傷事件が発生しています。今回はそんな江戸城のアウトローぶりを解説してゆきます。
江戸城最初の刃傷事件は1628年のこと。
御目付役の豊島信滿は仲人として、老中井上正就の長男と大坂町奉行島田直時の娘との縁談をとりまとめていました。 しかしそこに大いなる権勢を誇る春日局の横槍が。 正就の長男に山形藩主鳥居忠政の娘との結婚が持ちかけられます。 正就は拒否できず、島田家との縁談はなかったことに。
面目丸潰れの信滿は正就に恨みを募らせ、遂には江戸城西の丸で斬殺するに至ります。 そし信滿も腹を刺して自害。 その脇差は背中から突き抜け、背後から止めに入った青木義精まで刺し殺しました。 凄まじい……。