日本の城の中で、最もクセのある天守を挙げるとすれば、私なら岡山城天守ですね。黒い下見板張り、ところどころ金ピカの屋根、3つもある入母屋屋根、とパッと見ただけでクセがゴロゴロしているのですが、まだまだ序の口です。極めつけはやはり、天守台の平面が不等辺五角形だということです。なぜこんなイカれた形状に? そのくせ最上階の平面がほぼ正方形。つまり最下階から上がるにつれて徐々に最上階の形状に近づけてゆくわけで、その結果、1階から6階まで、すべての階の平面形状が異なっています。