岡山城主だった小早川秀秋が酒で身を滅ぼしたと言われており、酒による健康被害の深刻さは今も昔も変わりません。西丸西手櫓のすぐ近くにあるレトロな建築物の名称は、ズバリ「岡山禁酒會館」。正面壁面に堂々と掲げられた禁・酒・會・館の文字がなかなかのインパクトです。木造3階で、1923年(大正12年)に建造。第二次大戦の空襲被害を免れ、岡山の禁酒運動の象徴として、現在も大正時代と変わらぬ姿を見せています。国の登録有形文化財です。