岡山銘菓を訊ねられて、きびだんごを思い浮かべる人、多いんじゃないでしょうか。しかし岡山には日本三大饅頭に数えられる凄い銘菓があるのです。その名は『大手まんぢゅう』。1837年創業の老舗・大手饅頭伊部屋で真心込めて作られています。かつて七代藩主・池田斉敏からは、御茶会の席で必ず用いられるほど寵愛され、また文筆家・内田百閒からは、大手まんぢゅうなら潰されてもいいと著書に記されるほど溺愛されていました。甘酒の香り漂う薄皮でクリーミーな餡を包んだ、とても上品で贅沢な一品です。
※ 読み:斉敏⇒なりとし|百閒⇒ひゃっけん