松江城の鬼門の方角に当たる場所にかつて井戸があり、ギリギリ井戸と呼ばれていました。伝説によると築城時、このあたりに石垣を積んでも完成間近で崩落するということが度々ありました。原因を探ろうと崩落の激しい箇所を掘り下げてみると、錆びた槍が刺さった頭蓋骨が出てきました。それを三日三晩の大祈祷の上で丁重に祀った後に工事を再開すると、難なく石垣が積み上がりました。さらに掘り下げると今度は水が湧いてきたので、井戸として使われましたとさ。ちなみにギリギリとは「つむじ」の方言だそうです。