1950年に文化財保護法が施行されて以来、文化庁に国宝指定を拒否され続けてきた松江城天守。歴史的事実があやふや、というのがその理由でした。それを解決するポイントとなったのが、かつて天守にあった2枚の祈祷札。天守完成年の証拠となるものでしたが、いつの間にか行方不明になっていました。松江市は祈祷札の情報収集に力を注ぎ、2011年には懸賞金までかけます。すると翌年、松江神社で2枚の札が見つかり、さらに札の釘穴が天守地階の柱の釘穴と見事に一致。この祈祷札発見もあって、2015年、遂に国宝指定が叶いました。