天守餅
お城を楽しむ小ネタサイト
大洲城の小ネタ
大洲城
いろは丸悲話

いろは丸悲話

小ネタ

時は幕末の1866年、大洲藩では新式銃器を購入しようと国島紹徳を長崎に派遣しますが、彼は銃器ではなく蒸気船を勝手に買ってきました。当然ながら藩の守旧派から猛烈に非難され、結局切腹となりました。さて「いろは丸」と名づけられたこの船、翌年、長崎で後藤象二郎の求めに応じて土佐藩に貸し出されることに。操縦するのは坂本龍馬率いる海援隊。しかし大坂に向かう途中で紀州藩の明光丸にぶつけて、ぶっ壊してしまいます。何とか近くの港・鞆の浦まで運ぼうとするも、途中であえなく沈没。国島さん、浮かばれないなぁ。

※ 読み:鞆の浦⇒とものうら

小ネタイメージ
いろは丸がたどり着けなかった鞆の浦。広島県福山市です(kakkiko様撮影|写真AC)
前のネタ 城内に立つ句碑
次のネタ 殿様は黄門様の兄