宍道湖に程近い標高28メートルの亀田山に建造された松江城は、堀尾吉晴によって1611年に完成しました。山陰地方で唯一現存している天守は一見古風ですが、互入式通し柱という当時の先進構法が使わています。また狭間や石落としといった防御設備が数多く配され、さらに籠城のための井戸や貯蔵庫まであり、実戦的な建造物ということが窺えます。天守以外の建造物は明治時代に破却されていますが、幾つかの櫓や門などが復元されており、昔の姿を取り戻しつつあります。2015年、天守が国宝に指定されました。
島根県松江市殿町1―5
時間(4月~9月)|天守は8:30~18:30(受付は18:00まで)、本丸内は7:00~19:30
時間(10月~3月)|8:30~17:00(天守受付は16:30まで)
年中無休