元来、石垣というものは平地か斜面の横方向に、水平に積み上げられてゆくものです。というものの、斜面の縦方向に傾きがあるまま積み上げられている石垣もないわけではなく、「登り石垣」と呼ばれています。豊臣秀吉の朝鮮出兵時に朝鮮半島で建造された倭城には多用されましたが、日本国内では彦根城と伊予松山城にしか見られません。しかも彦根城の登り石垣は何と五カ所もあります。敵の山腹移動を妨害するために設けられたのだとか。もし時間と体力に余裕があれば、探してみては如何?