天守餅
お城を楽しむ小ネタサイト
明石城の小ネタ
明石城
歌人の魂が宿る地

歌人の魂が宿る地

室町幕府六代将軍・足利義教を殺害して自領・播磨に戻った赤松満祐が、幕府討伐軍に討たれるまでの大騒乱・嘉吉の乱(1441年)。その激戦地となった人丸塚は明石城本丸内に位置します。人丸とはかの有名な歌人・柿本人麻呂のこと。もともとこの地には楊柳寺(後の月照寺)があり、887年に住職の覚証が柿本人麻呂の夢を見たことで、境内の盛り上がった場所に人丸社を建てて祀りました。時は進んで明石城築城に伴い、月照寺と人丸社(現在の柿本神社)は別地に移転しましたが、塚だけが今も残っています。

※ 読み:義教⇒よしのり|満祐⇒みつすけ

小ネタイメージ
かつての人丸社、現在の柿本神社です。
前のネタ 清正も重宝した銘菓
次のネタ 松前漬けとニシンの話