漆喰壁の白さが美しい天守の西側には、妙な武骨さを漂わせている黒鉄門があります。本丸の搦手門(いわゆる裏門)に当たり、柱、門扉など垂直面のほとんどが板張りで、その名に違わず黒いです。南面には多数の鉄板が貼りつけられており、オラオラ感がたっぷりです。しかしこの門の武骨ポイントはそれだけではありません。何か不自然というか、違和感があるというか。そうです。この門、横幅が狭い上に櫓が乗っかっているにも関わらず、両脇に石垣の支えがないのです。大地震が起こればボキッと折れてしまいそうですが、まあ、大丈夫なのでしょう。
※ 読み:黒鉄門⇒くろがねもん|搦手⇒からめて