このページを担当します香織です。
お城に馴染みのない人でも当サイトを楽しめるように、お城用語を解説するこのコーナー。今回のテーマは「破風(はふ)」です。まあ簡単に言えば、お城の屋根飾り、なのですが、調べてみるとなかなか厄介な代物でして。ということで今回の解説は「ざっくり」でいきたいと思います。
天守最上部の屋根ですが、独特の形状をしていますよね。 お城の他に寺社仏閣でも見られますし、地元名士の豪邸というイメージもあります。
この形状の屋根を「入母屋屋根」と言います。 寄棟屋根と切妻屋根を組み合わせたハイブリッド型で、日本では最も格式の高い屋根とされています。
入母屋屋根には必然的に、妻側に三角形の領域が形成されるのですが、これが「入母屋破風」と呼ばれています。 「破風板」「懸魚」「妻壁」が破風によくある要素ですが、何となく覚えておく程度でいいです。