福山城天守といえば北面の黒い鉄板張りが特徴的ですが、この鉄板がない時期が長らく続いていました。創建時の天守は他に、最上階の外壁が真壁造りだったり、窓枠や格子に銅板が巻かれていたりと、結構武骨な外観でしたが、惜しくも1945年の空襲で焼失。1966年に鉄筋コンクリート造りで再建されるのですが、外壁がすべて真っ白な、上品な天守に様変わりしていました。それが昭和のニーズだったんですね。しかしニーズは時代と共に変わります。2022年に完了した改修工事によって、かつての武骨な外観に随分と近づきました。